こんにちは、ピコです。
冬の時期は暖房器具がたくさん活躍しますよね。
暖房の種類もエアコン、石油ファンヒーター、ストーブやこたつなどたくさんありますが、どれが安くて節電になるのか気になりませんか?
暖房器具で節電といっても足元、部屋全体など、どこの場所を暖めたいかによっても変わってきます。
目的に合わせて暖房器具を組み合わせると電気代がお得になる場合もあります。
今回は一番安くて節電になる暖房器具や方法などをご紹介していきますね。
Contents
電気代が安い暖房器具5選
電気代が安い順に紹介していきます。
*電気代は運転の強さや用途によって変わってきますので、この限りではありません。
電気毛布
電気毛布の電気出力は平均40〜60Wですが、これは最大出力になります。
消費電力は強運転で31Wh、中運転で18Wh、弱運転で3Whです。
これを元に電気代を計算すると1時間の電気代は強運転で0.8円、中運転で0.5円、弱運転で0.09円です。最大出力で計算しても1時間1.2円なので、とてもお得に使える暖房器具になりますね。
参考はSugiyamaの電気毛布の出力で計算しています。
暖める方法や時間
毛布の中に電線が入っていてその電線に電気を送ることによって表面を暖める暖房器具になります。
電源を入れるとすぐに暖まるのが特徴です。
こたつ
こたつの電気出力は平均300~500Wですが、これも最大出力になります。
この最大出力というのは、スイッチを入れてコタツ内が暖かくなるまでの出力なので、ずっと続く訳ではありません。
コタツの強運転で約170W、弱運転で約80Wです。これを元に電気代を計算すると1時間の電気代は約強運転で4.6円、弱運転で2.2円になります。最大出力の600Wで計算すると1時間16.2円になります。
*参考はモダンデコのこたつ出力で計算しています。
暖める方法や時間
こたつテーブルの下にヒーターなどの発熱体を設置して、こたつ布団などで覆うことにより、こたつ内を暖める暖房器具です。
電源を入れたらすぐに暖まるのが特徴です。
ホットカーペット
ホットカーペットの定格出力は330Wで、高運転で約225W、中運転で約185Wになります。
これを元に電気代を計算すると1時間あたりの電気代は高運転で6.9円、中運転で5.0円です。
定格出力で計算しても8.9円なのでかなり安いですね。
*参考はパナソニックのホットカーペット1.5畳用の出力で計算しています。
暖める方法や時間
ホットカーペットも電気毛布と同じで、カーペット内に電線を通していて、その電線に電気を通すことによって表面を暖める暖房器具になります。
電源を入れるとすぐに暖まります。
エアコン
エアコンの定格電気出力は510Wになります。
エアコンは冷房と暖房で電気出力が違います、暖房の最大出力は1840W、最小出力で110Wです。
これを元に計算すると1時間あたりの電気代は最大出力で49.6円、最小出力で2.9円です。
定格出力で13円ほどなので、高いイメージのあるエアコンでそのぐらいの電気代は嬉しいですよね。
*参考はダイキンのエアコン出力で計算しています。
暖める方法や時間
空間全体に温風を循環させて暖めます。
電源を入れてから暖まるまでに時間がかかります。
エアコンと石油ファンヒーターとの電気代を比較した記事もありますので、参考にしてみてくださいね。
オイルヒーター
オイルヒーターの強運転の出力は1500Wで、中運転の出力で900W、弱運転では600Wになります。オイルヒーターは待機電力が約2.0Wになるので、部屋が暖まると出力が待機電力に移行されるものが多いです。
1時間あたりの電気代はずっと強運転を続けるなら40.5円、中運転で24.3円、弱運転で16.2円になります。
部屋が暖まった場合は待機電力の2.0Wになるので、平均的な電気代はエコ機能の無いもので1時間あたり18.2円、エコ機能付きのもだと14.2円になるようです。
オイルヒーターは高いイメージだったので、意外ですよね。
オイルヒーターは広いリビングや気密性の低い場所では部屋が暖まらず、待機電力に切り替わらないので料金が高くなってしまうようです。
*参考はデロンギのオイルヒーター出力で計算しています。
暖める方法や時間
本体内のオイルが加熱され、それが放熱しておきる空気の自然対流で暖めます。
電源を入れてから暖めるまでに時間がかかります。
用途別の暖房器具
部屋全体を暖める暖房器具
- エアコン
- オイルヒーター
- 石油ファンヒーター
部屋全体が暖かくなるまでには時間がかかります。
狭い空間を暖める暖房器具
- オイルヒーター
- セラミックファンヒーター(電気代:強27円、弱13.5円)
狭い空間の場合は電気代も安いこともありますが、広い空間や気密性が低い場所には適しません。
当たっている場所が暖かくなる暖房器具
- ホットカーペット
- 電気毛布
- 電気ストーブハロゲンタイプ(電気代:強27円、中18円、弱8.9円)
- パネルヒーター(電気代:強27円、中16.2円、弱10.8円)
- こたつ
部屋が暖かくなるものではないので、他の暖房器具と併用したり、単身の方むきです。こたつは家族が集まって暖をとる時に有効です。
併用すると節電になる組み合わせ
エアコン+こたつ・電気毛布・ホットカーペット
部屋全体を暖めるエアコンですが設定温度を高くすると電気代も高くなってしまいます。
こたつや電気毛布、ホットカーペットを併用すると、設定温度を低く設定することができ節電することができるのでオススメです。
こたつ+断熱マット
こたつの敷きマットの下に断熱マットを敷くことによって床からの寒さを抑えることができ、こたつの設定温度を低くして節電することができます。
ホームセンターなどで購入でき敷くだけでいいのでオススメです。
エアコン・石油ファンヒーター・オイルヒーター+結露・断熱シート
冬場の窓ガラスは外気の温度で冷やされます。その時に結露防止の断熱シートを貼ることによって窓ガラスからの冷気も抑えられ、エアコンや石油ファンヒーター、オイルヒーターなどの部屋全体を暖める器具での暖房が早く効きます。
熱も逃げにくくなるので、設定温度を低くでき節電することができます。
エアコン+電気ストーブ・パネルヒーター・セラミックファンヒーター
エアコンが部屋全体を暖めるまでに電気ストーブやパネルヒーター、セラミックファンヒーターを使用すれば、起動時の設定温度を低くしても寒くないので、電気出力を抑えることができ節電につながります。
まとめ
電気代の安い暖房器具
- 電気毛布(電気代:0.1〜1.2円/h)
- こたつ(電気代:2.2〜16.2円/h)
- ホットカーペット(電気代:5.0〜8.9円/h)
- エアコン(電気代:2.9〜49.6円/h)
- オイルヒーター(電気代:14.2〜40.5円/h)
暖房器具は目的に合わせて使用するようにしましょう。
エアコンとこたつや電気毛布、エアコンやオイルヒーターと結露防止の断熱シート、こたつと断熱マットなど暖房器具を併用すると、電気出力や設定温度を抑えられて節電に繋がります。
電気代の安い暖房器具をうまく使って節電しながら寒さを乗り越えてくださいね。
石油ファンヒーターの寿命は何年か知っていますか?こちらの記事で寿命症状をご紹介しています。
それでは、また!