こんにちは、ピコです。
最近、パソコンだけでなくスマホやタブレット、プリンターなどの家電でもWi-Fiでの接続で使ったりしますよね。
そんな無線LANルーターの寿命って気になりませんか?
なんだか通信速度が遅くなってきた・接続がよく切れる・通信が不安定かも?と思ってきたらルーターの寿命が近づいているかもしれません。
YouTubeなどの動画を見るなら無線LANルーターは無くてはならないものです。
突然、寿命がきてしまうと困ってしまいますよね。
今回は無線LANルーターの寿命と症状や基準をお伝えしていこうと思います。
Contents
無線LANルーターの寿命
無線LANルーターの寿命の基準は2つあります。
- 機械的寿命
- 規格的寿命
それぞれの寿命を説明していきますね。
機械的寿命
機器の機械的寿命は、無線LANルーターの機器本体が経年劣化で破損したり、故障などで壊れてしまうことです。
機器本体の寿命は4〜6年が多く、Appleが発売しているAirMacの無線LANルーターも使用年数を4年と想定しているそうです。
バッファローやNECなどのルーターも使用年数などは決められていませんが、4〜5年で買い換える人が多いので機器本体の寿命目安はどこのメーカーも同じようです。
ただ機器本体の寿命と耐久年数は異なっていて、耐久年数は使用に耐えられる年数なのですが、約10年とされている場合が多いです。
もし機器本体にトラブルがなければ耐用年数に近く使用できる可能性はあります。
ただ最近はパソコンだけでなくスマホも家族で何台か使用していたり、タブレットや家電でも接続をしている家庭もあると思います。
接続する機器が多くなるとルーターへの負担は大きくなるので、その分寿命も縮まる恐れがあります。
もしお使いのルーターが複数台の接続ができないタイプなら、無線LANルーター本体の寿命は4〜5年を見ておくといいでしょう。
ピコ
しかし販売メーカーの口コミなどを見ると4〜5年で買い替えたり故障している方が多いので、耐久年数よりは本体の寿命年数を目安にした方がいいと思います。
規格的寿命
規格的寿命は、製品自体に問題がなくても通信方法や通信技術が古くなってセキュリティーが弱くなった場合のことです。
例えば、WindowsXPやvistaのOSサポート対応が終了してしまって、OSに対応しているパソコンに変えなくてはならなくなった時がありましたよね。
それと一緒でセキュリティに問題があったり、サポートが対応してくれなくなったら、使っているパソコンやスマホが危険に晒されてしまいます。
規格的寿命の目安はさらに2通りの考え方があります。
通信規格の寿命
通信規格は規格によって通信の速度が違います。
通信規格が新しくなる年数はだいたい2〜6年なので、それを1つの寿命目安と考えます。
今の通信規格は以下のようになっています。
- 11b(IEEE802.11b)・・・11Mbps
- 11a、11g(IEEE802.11a/IEEE802.11g)・・・54Mbps
- 11n(IEEE802.11n)・・・65〜600Mbps
- 11ac(IEEE802.11ac)・・・290Mbps〜6.9Gbps
下に行くにつれて速度が早くなっています。
昔のネット環境は電話回線を使っての通信が主でした、光通信と比べると低速なネット環境でありますが、無線LANの通信速度が遅くても問題はなかったです。
しかし今は動画や音声データなどを再生する機会も機器の同時使用も増えてきました。
そうすると通信のデータ量も大きくなっていきますし、通信規格が古いままだとスムーズな再生も使用も出来ないです。
ネットで調べ物があってもなかなか繋がらなかったり、動画の再生の途中で止まったりするとイライラしてしまいますよね。
機器が壊れていない場合でも買い換えることが必要になるので、寿命がきてしまうことになります。
セキュリティーの寿命
無線LANルーターの通信は暗号化して行われるのですが、その暗号方式が新しいものになるのが2〜5年ぐらいになります。
それをセキュリティの寿命の目安として考えておいてください。
暗号化は不正アクセスを防ぐのにかなり重要です。
暗号化の規格は次のようになっています。
- WEP方式
- TKIP方式
- AES方式
下にいくにつれて暗号化解析しにくくなっています。
WEP方式は、暗号化解析ソフトなどによって通信内容が解読される恐れがあります。
どんどん解析する技術も進んでいきますので、暗号化の規格は新しいものに買い換えることをオススメします。
最近はネットバンキングやスマホにクレジットカード情報を保存して支払いができたり、スイカなどの公共交通機関の定期カードの登録もできたり、いろいろな個人情報が登録されていると思います。
それらの情報もセキュリティが昔のままで解読されてしまったら、悪用されかねないですよね。
特にたくさんのネット環境をお使いの方や大切な情報を端末に保存しているような方は、無線LANルーターを新しい規格のものに買い替えましょう。
無線LANルーターの寿命症状
無線LANルーターを使用していて、次のような症状が出てくるようなら寿命になっている場合があります。
- 通信が繋がりにくい・途切れる
- 通信速度が遅い
- 電源が勝手に落ちる・入らない
通信が繋がりにくい・途切れる
無線LANルーターの寿命症状で一番わかりやすいのが、通信が繋がりにくくなることです。
パソコンやスマホを利用していて、場所を変えていないのに「インターネットに接続されていません」などの表示が出て、繋がりにくかったり途切れるようならルーター寿命の可能性があります。
通信速度が遅い
無線LANルーターが買った時よりも通信が遅くなってきたら寿命の可能性が考えられます。
一時的なら寿命とは限りませんが、何日も通信速度が遅くなるのなら無線LANルーターの寿命である可能性が高いです。
電源が入らない
電源が入らないランプが点灯しない場合はコンセントや線が外れていないか確認してください。
ささっている時は外してしばらく時間をおいて再度コンセントを挿してみましょう。
それでも電源が入らない場合は、無線LANルーターの内部機器の経年劣化による寿命である可能性が高いです。
もしランプが点滅している場合は機器のエラーであることもあるので、取扱説明書で確認したりメーカーに問い合わせをしてみましょう。
上記のような寿命の症状が出てくるようなら、買い替えを検討するか、購入してからまだ期間が短い場合は修理に出してもいいと思います。
メーカーに修理依頼をする時は、ネットのホームページから修理の依頼ができます。依頼した後に郵送で無線LANルーターを自分で送付して、直ったら修理品が返送されてきます。
落雷・落下・転倒・水没は保証の対象外なので注意してくださいね。
修理期間は4日以上かかることがあるので、その間はWi-Fiが使うことが出来ません。
タブレット端末やパソコンなどがWi-Fi環境でしか使用できない場合は注意が必要です。
ピコ
寿命を早めてしまう要因
無線ルーターの寿命を早めてしまう要因はいくつかあるのでご紹介します。
- ルーターの置き場所
- ルーターの接続台数よりも多く接続している
ルーターの置き場所
ルーター本体は稼働している最中は常に熱を持っています。
家電製品に熱は大敵ですので、熱がこもらないように日当たりのいい場所は避けましょう。
埃や湿気もルーターに限らず家電製品には避けたいものです。
こまめにルーターの埃を落としたり、湿気のある場所に置くのはやめましょうね。
ルーターの接続台数よりも多く接続している
ルーターには接続台数が決まっています。
同時に接続できる台数と接続できる機器の最大数があり、同時に接続できる台数以上を繋げてしまうと負担が多くなってしまいます。
接続できる機器の最大数も家電製品やパソコンなどの機器を一度でも接続したことがあるとそのまま繋がったままの場合があり、知らず知らずにルーターに負担がかかっていることがあります。
そうなると寿命が早くなってしまう可能性が高くなるので、機器の接続の状態を確認することをお勧めします。
もし複数台繋がったままなら、接続を切っておきましょうね。
寿命と判断する前に確認すること
無線LANルーターが一時的な不具合で症状が出る場合があるので、寿命と判断して買い換える前に次のことを試して見てください。
- 再起動してみる
- 再インストールしてみる
- ファームウェア(ソフトウェア)の最新版をインストールする
- モデムの状態を確認する
- 複数の接続を切ってみる
再起動してみる
一時的な不具合の場合は再起動することによって解決することがあります。
電源を切って数分経ったら電源を再度つけてください。
ポイントは切った後、数分待つことです。
再起動してみても改善されない時は寿命の可能性が高いです。
再インストールしてみる
無線LANルーターのドライバーを再インストールしてみると解決することもあります。
ネットワークドライバーを削除してから再インストールしましょう。
ネットワークアダプターに付属しているマニュアルを参照するか、無線LAN機器のマニュアルを参照して確認してから、再インストールしてみてくださいね。
ファームウェア(ソフトウェア)の最新版をインストールする
無線LANルーターのファームウェア(ソフトウェア)を最新版にすると解決される場合があります。
各メーカーによってアップデートの仕方は異なるのでホームページを確認して最新版をインストールしてくださいね。
更新前には一応バックアップを取っておくと安心です。
モデムの状態を確認する
無線LANルーターの不具合ではなく、モデムの不具合である場合もあります。
無線LANルーターに繋いでる線を直接パソコンに繋いでみてください。
もし有線で繋いでもインターネットに接続できない時は、無線LANルーターの寿命ではなくモデムに不具合があることになります。
モデムに不具合がある場合は再起動するか、プロバイダへ連絡しましょう。
すぐに交換対応をしてくれると思います。
複数の接続を切ってみる
スマホやパソコン、タブレットなど複数でWi-Fi接続を使用している場合は、無線LANルーターに通信の負担をかけ過ぎていることがあります。
まず全ての接続を切ってみて、1台だけでインターネット接続を試してみましょう。通信ができなければ無線LANルーターの寿命である可能性が高いです。
1台でインターネットに接続できた場合は、今度は2台でインターネットに接続して動画を見たり検索したりしてみてください。
2台ともが接続できなければ寿命である可能性は高いです。
寿命でない場合もパソコンやスマホの数と無線LANルーターの性能が合っていない可能性があります。
無線LANルーターの接続台数を確認して、使用しているパソコンやスマホやタブレットが接続台数を超えてしまっている時は、接続台数にあったルーターに買い替えすることをオススメします。
無線LANルートの寿命まとめ
無線LANルーターの寿命には「機械的寿命」と「規格的寿命」がある。
・機械的寿命は4〜6年、耐用年数は10年
・規格的寿命は「通信規格」「セキュリティ」の2通りある。
・通信規格の寿命は2〜6年、セキュリティ寿命は2〜5年
機器の寿命よりもセキュリティーの寿命を重視すると、個人情報を守る意味でもいいと思います。
寿命の症状は
- 通信が繋がりにくい・途切れる
- 通信速度が遅い
- 電源が勝手に落ちる・入らない
この症状が出る時は買い替えか修理に出すかを検討しましょう。
保証が切れている場合は修理代がかかってきます。保証期間内なのかの確認もしておきましょうね。
修理に出した場合は数日間はWi-Fiが使えなくなります。
パソコンなどは有線で繋いで使用しましょう。
寿命と判断する前に以下の方法も試してみてくださいね。
- 再起動してみる
- 再インストールしてみる
- ファームウェアの最新版をインストールする
- モデムの状態を確認する
- 複数の接続を切ってみる
もしかすると一時的な不具合やモデムが原因で、無線LANルーターの寿命でない場合もあります。
最近のネット環境ではWi-Fiを使用することは必須と言っても過言ではありません。
スマホの場合はWi-Fiが使えないと通信制限制限がかかったり、料金が高くなってしまいますよね。
そうならないためにも無線LANルーターの寿命を確認して、買い替えの目安にしておきましょう。
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それでは、また!